残念ながら、 イタリア旅行中にはあまり鳥の姿を見ることができませんでした。

　夏の真っ只中だったからでしょうか。
　旅行先が都市ばかりだったからかもしれません。
　少ない鳥を紹介します。

スズメ
　スズメはたくさんいました。
　でも、なんだか日本のスズメより白い部分が少ないような気がしました。

ツバメ
　夏ですからツバメもたくさんいました。
　朝､ミラノのドゥオーモのまわりを飛び回る姿が忘れられません。

　ところで、ヨーロッパのツバメは、冬にはどこに渡っていくのでしょうか。
　親指姫のツバメは花咲く南の国へ姫を連れて行ってくれましたが、 途中には広大で枯れ果てたサハラが広がっています。

コクマルカラス
　魔女の宅急便の中に出てきたカラスは白黒模様でした。
　あれがコクマルカラス。

　イタリアに行ったら当然見られるものと思っていたのですが、 白黒のカラスはついぞ見かけませんでした。
　日本よりもカラスは少ないように思えました。

　高速道路を走るバスからやっと見かけたカラスの、 背や翼の付け根が灰色です。これがコクマルカラスの中間形。

カモ
　フィレンツェで朝ジョグしていたとき、 アルノ河の水面を泳ぐカモを見かけました。
　カルガモのようなカモと、オナガガモのような首の黒いカモです。

　北イタリアはカモの夏営地だったようです。

　川岸ではツグミやヒヨドリに似た鳥、それにサギの姿も見かけました。


　堤防の水面際に大きな穴があいており、そこから何かが泳ぎだします。
　通りがかったイタリア人に聞いてみると、「ヌートリエ」

　この大きな穴を見れば、ヌートリアが害獣と言われるのも無理がない、と納得。

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