秋のスペインに行きました。
　夏のスペインは炎天下乾燥を極めているのでしょう、１０月初旬でも内陸の畑は赤く焼けた土がむき出しのまま。 それでも、何度か雨が降ると小麦の植え付けが始まるそうです。
　そんな季節の変わり目の為か、夏にイタリアを訪れた時よりも多くの種類の鳥を見ました。

○ コクマルガラス ハシブトやハシボソに比べ一回り小さく丸みがかったカラスです。 腹や首周りの色がやや薄いのが暗色型、そこが真っ白になるのが淡色型。 淡色型を見たいのですが、今度も見れずじまいでした。 ○ カササギ カササギは、日本でのカラスのニッチを占めているようです。 高速道路沿いや芝地でよく見ました。 ○ イエスズメ 日本のスズメよりも更に人に近いところに棲んでいるのが、イエスズメです。 スズメの生息域にイエスズメが侵入すると、スズメは森へ後退します。 それにしても、マラガの空港でターミナルビルの中を飛び回っては餌を漁る姿には驚きました。 イエスズメのオスの顔つきはちょっとアオジに似て、怖い感じです。 ○ クロウタドリ たまたまの渡りの途中だったのでしょうか、クロウタドリをよく見かけました。 嘴が黄色なほかは真っ黒い鳥です。まるで九官鳥。 これから更に南下するのでしょうか？ ○ ツバメ スペインでもツバメが群れて飛んでいました。 日本のに比べると尻尾が短く、イワツバメのようでした。