アリタリア航空がとうとう無くなってしまいました
経営不振が続いていたアリタリア航空が、とうとう再編され、新会社へ業務を引き継ぐことになったようです。
イタリア旅行に何度もお世話になりましたから、名前がなくなるのは淋しいことです。
でも、イタリアのことだから、ほとぼり冷めるとアリタリアを復活させるかも。
アリタリア航空、10月14日をもって運航終了
15日よりITAが始動し東京/羽田〜ローマ線はITAが引き継ぎへ
2021年8月27日 sky-budgetアリタリア航空は、2021年10月14日をもって運航を終了し、 2021年10月15日よりITA(Italia Trasporto Aereo/Italy Air Transport)が始動することになりました。
既報の通り、これまでITAは2021年10月15日に就航する手続きを進めていましたが、 アリタリア航空が同日以降の航空券の販売を停止したほか、予約済みの航空券の払い戻しを始めたことから、 ITAの同日の就航が決定的となりました。 また、現地情報によれば近日中にITAの公式ホームページが開設される予定としており、就航に向けた準備が本格化しています。
ITAは、運航開始時に52機(7機がワイドボディ機※１)を運用し、2022年末までに80機、 2025年には105機以上に保有機材※２を拡大させる予定です。 また従業員※３数は約3,000人となり、現在のアリタリア航空の従業員数11,000人から大幅に削減することになります。 なお今後の事業拡大により2025年までに約5,500人まで増員する方針です。
また運航路線においては、始動時は45の就航地※４と61路線のネットワークから始まり、 2025年末までに74の目的地と89路線に拡大することを目指しています。 現在日本路線においては、東京/羽田〜ローマ線をアリタリア航空が運航していますが、 この路線は今後ITAが継続する予定となっており、始動時の欧州以外の就航地は羽田・ボストン・ニューヨーク・マイアミとなります。
Photo : ITA
※１：aereo a fusoliera larga
※２：flotta （ 67 (nel 2022) ）
※３：dipendenti （ 3,600 (nel 2022) ）
※４：destinazioni （ 62 (nel 2022) ）
※ ：livrea ボディカラー（当初デザインと違って胴体は青、翼は白）
※ ：compagnia aerea di bandiera フラッグ・エアライン
ルフトハンザ、イタリア「ITAエアウェイズ」買収へ、
株式取得しグループへ統合
2023年01月19日 トラベルボイス/観光産業ニュースルフトハンザ・ドイツ航空は、イタリアの国営ITAエアウェイズ(旧アリタリア航空)を買収することを明らかにした。 まず、少数の株式を取得したのち、後日残りの株式を購入する計画。 同航空は、すでにイタリア経済財務省に、この買収案に関するMOUを締結することを伝えている。 今後、両航空はMOU署名を条件に、さらに協議を進めていく。
協議では、株式投資の形態、ルフトハンザ・グループへのITAの商業的または運用上の統合、買収による相乗効果なとが話し合われる。
ルフトハンザ・グループにとって、ドイツ本国と米国を除いて、イタリアはビジネスおよびレジャー旅行の双方で最も重要な市場となっている。
ルフトハンザが手を挙げてから、イタリア政府と合意するまで5ヶ月。ＥＵ委員会が承認するまで更に１年余り。実際の41％株式取得まで約半年がかかりました。
ルフトハンザ、イタリア国営航空の41%株取得完了
2025/1/18 21:10 日本経済新聞 電子版【フランクフルト=林英樹】ドイツ航空大手ルフトハンザは18日、イタリア国営航空ITAエアウェイズ（旧アリタリア航空）の株式41%の取得が完了したと発表した。 独占禁止法に関する欧州連合（EU）の調査で遅れていた。 残りの株式59%はイタリア経済財務省が保有しており、ルフトハンザは2033年までの完全買収を検討している。
株式の取得額は3億2500万ユーロ（約520億円）。ITAはルフトハンザにとって5番目の地域航空子会社となる。
ルフトハンザは23年5月、経営難に陥っていたITAの株式取得で伊政府と合意した。 ただ買収でイタリアと欧米などを結ぶ航空便が寡占化し、航空運賃の上昇を招きかねないとして、欧州委員会が調査に乗り出していた。
欧州委は24年7月、ITAが保有する伊国内の空港発着枠の一部放棄などを条件に買収を承認した。
（以下、略）