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ながい夏の夕べ、約２時間を職場の裏山を駆けまわってすごしています。
夏場の練習にはクロスカントリーがちょうどいい、というのは、自分に対
する言訳です。
ほんとうは、ほんとうになにも無い山を、それも、けもの道のようなと
ころを走るのが好き。ただそれだけです。
なにも無いところ･･･は、ほんとうになにも無いわけでは有りません。
根っこがあり、落ち葉があり、木や草に花が咲き、さまざまな天候、四季
の自然があります。
黒雲が湧き上がり空を覆い、夕立が頭を、肩を、背中を、ランパンまで
をずぶぬれにする。やがて、雨があがると、尾根の木立を透して美しい夕
陽が、紅い光を差しかけます。
とおりすがりに聞く鳥の声、なんだかわかればたのしい。もし、その姿
を見かけることがあれば、それがなにかわかれば、なおたのしい。
というわけで、このホームページには美しい野鳥の姿はありません。
高価な撮影機材はおろか、身にまとうランシャツ・ランパンのほかは、
オペラグラスほどの双眼鏡、それもこけて壊れて惜しくない安物しか持っ
ていませんので。
あるのはequ さんの感動だけ。それでも、という方、どうぞしばらくお
つきあいください。
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